なるためノートを使うにあたって
【ノートの構成】
「なるためノート」の課題は、内容により4つの領域と5つのステップ、合計20項目から構成されています。
〈4つの領域〉
A〜Dの領域は、文部科学省の見解を参考に、教師に必要な資質を分類したものです。できるだけ4つの領域の全てに取り組んで下さい。A 使命感や責任感、教育的愛情などに関する領域(学類共通領域)
B 社会性や対人関係能力に関する領域(学類共通領域)C 幼児・児童・生徒理解に関する領域(学類共通領域)
D 教科などの指導力に関する領域(所属専修領域)
※ステップ(2)の読書課題では、A〜Cを分けません。
〈5つの学習ステップ〉
取り組みやすさの目安としてステップ(1)〜(5)を設けています。ただし、必ずしもこの順序通りに取り組まなくてもかまいません。
ステップ(1)自分の過去の経験をふり返り、「教師を目指す意志」を確認する。
ステップ(2)書籍を読み「教師にとって必要な基礎教養」を身につける。
ステップ(3)仲間との意見交換を通じて、多角的に「教師の資質」を探る。
ステップ(4)現場の教師の経験に学び、「教育実践力」について考える。
ステップ(5)大学での経験を通して、子ども、教育、社会についての洞察を深める。
〈領域とステップについての補足〉
1. 領域ABCは所属専修に関係なく取り組みます。領域Dは、所属する専修の課題を選択して下さい(ただし、ステップ1は決定前に希望する専修の課題を選んでもかまいません)。
2. ステップ(2)の読書課題では、「なるためノート」の「共通指定図書」(領域A〜C共通)リストと専修別(領域D)指定図書リストから読む本を選んで下さい。このステップは、教養や知識を深めるのが目的なので、レポートの内容は、直接に教師の職業と結びつかなくてもかまいません。また、どうしてもリストから自分に合った本が見つからない場合には、指導の教員に相談して下さい。リスト以外の本を指定してもらうこともできます。
3. ステップ(3)は、自主的な企画力を身につけるものです。資料を準備して討論 し、参加者や内容を記録してバインダーに保存して下さい。
4. ステップ(4)では、恩師や、訪問した学校の先生に、ご迷惑にならないよう注意して、お話を聞いて下さい。礼儀正しい態度で趣旨を説明し、きちんとお願いして下さい。社会人としての嗜みを身につけることも目的のひとつです。5. ステップ(5)では、大学生になってからのボランティアなどの体験を踏まえて、教師の職業について考えてください。
6. 課題を決める際には、共通領域と専修別の課題例を参考にして下さい。これらは 「例」なので、自分で課題を考えてもかまいません。考えた課題がどの領域・ステップにはいるか判らない時は、指導教員に相談して指示を受けて下さい。
〈取り組み方の基本と教員の指導〉
1. それぞれの課題は、所定の用紙に記入したレポートにして指導教員に提出します。「なるためノート」に付いている書式をコピーして用いるか、「なるためノート」のホームページ(http://www.ed.kanazawa-u.ac.jp/~narutame)から Microsoft Wordフォーマットの用紙をダウンロードしてください。 字数は800字から1200字です。
2. 1年生前期に指導教員が決まったら、アカンサスポータル等ですぐに連絡を取り、直接面談して課題の提出について相談してください。目上の人と上手に相談できることも、必要な資質の一部です。億劫がらずに相談に行って下さい。 そして、6月のうちに、ともかく最初のひとつの課題を持っていきましょう。その後の課題の提出時期については、指導教員と相談して決めて下さい。各学期の終わりにまとめて提出するのが基本ですが、お互いに都合のいい方法を決めてもかまいません。
3. 指導との面談によるコミュニケーションは、「なるためノート」の目的のひとつです。レポートを提出したら、指導教員から内容や書き方に関してアドバイスを受け、話し合いをして下さい。レポートはコピーを一部作成し、自分の分には指導教員からのアドバイスなどを書き込んで、バインダーにファイルしておきましょう。他の一部は、指導教員に保管してもらいましょう。
4. 面談の際に、「なるためノート」の「課題達成一覧表」に、指導教員の判をもらって、ポイント取得を確認してもらいましょう。
〈ポイントについて〉
1. 取り組みの積み重ねがすぐわかるよう、課題に対してポイントを設けています。1課題2ポイント、読書課題のみ1冊1ポイントです。「課題達成一覧表」にポイント数を記入して下さい。
2. 1年生の終わりまでに10ポイント(第一目標)、2年生の終わりまでに16ポイント(第二目標)、3年生の終わりまでに20ポイント(第三目標)を目標値として定めます。「目的」の所で書いた、学習の縦糸として役立てるために必要な、到達目標です。それぞれの時点で、皆さんの目標値とのプラスマイナスを確認し、記録することになっています。目標をプラス値で通過することを目指しましょう。
3. 「課題達成一覧表」(1)(2)の各欄に、ひとつ以上の課題を入れることは出来ません。できるだけ、さまざまな項目に取り組んでもらうためです。ただし、どうしても関係のある課題に重ねて取り組みたい場合は、指導教員に相談して「課題達成一覧表」(3〔予備〕)を使ってポイントを加算することができます。
〈注意〉
1. 「なるためノート」に取り組んでいないと、4年生での「教職実践演習」の授業内容に十分対応できません。「教職実践演習」は卒業と教員免許状取得に必要な科目ですから、注意して下さい。
2. 「なるためノート」は自主的に取り組んでこそ価値があります。他の授業や他人のレポートを流用するなどの安易な行為からは、何も得るところはありません。自分を律して取り組んで下さい。