研究助成



ヤガミ理科機器:筋力測定器に関する研究

(図1) (図2)

1)筋力発揮調整能、静的・動的筋持久力、および静的瞬発筋力測定器具開発研究
(図1)
電子握力計を用い、データを直接パソコンに取り込み、リアルタイムで様々な解析を行い、各種筋力発揮能力の客観的・合理的な測定法の開発を行っています。筋力発揮調整能評価用の器具やプログラムなど、研究室の研究結果をもとに開発された機器も一般社会において普及・活用されています。今後もさらに研究が進められ、筋力発揮調整能以外にも新しい筋持久力、筋パワーなどの評価方法の開発が進むことでしょう。

2)動的筋力測定装置の開発(図2)
従来の荷重負荷装置の滑車部にロータリーエンコーダを備え付けた、高精度の筋力測定装置を開発しました。これによって、バリスティック運動(力を爆発的に発揮するすばやい運動)における、特に力の立ち上がり局面の詳細な分析が可能になってきました。また、最大努力の筋収縮を反復的に持続する動的筋持久力の測定も可能です。さらに、他の筋機能測定機器(筋電図・MRI etc.)との併用が可能で、今まで明らかにされなかった運動中の筋収縮動態についても今後、有益な知見が得られるでしょう。

キーワード
筋力発揮調整能、筋持久力、瞬発力、筋パワー

主な研究論文

主な研究関連者
山次俊介、宮口和義、青木宏樹、池本幸雄、長澤吉則、中田征克


ミナト医科学株式会社:呼気ガス分析に関する共同研究

   

1)ガス分析によるアミノ酸混合サプリメント、マイナスイオン、カフェインの影響の検討
出村研究室では、ミナト医科学製の呼気ガス分析器(AE-280S)を用いて、生理学的な立場から、運動中の身体応答を捉える実験を行っています。過去のオリンピックにて話題となったアミノ酸混合物サプリメント(VAAM)の効果や、近年話題となっているマイナス・イオンの効果を検証すべく、この呼気ガス分析器を用いて実験を行っています。また、最近ではカフェイン摂取による身体への影響やオルニチン塩酸塩の経口摂取による身体への影響を検証しています。今後も、全身持久性体力の推定等など、非常に多種多様な実験・測定に用いられることと考えられます。

キーワード
全身持久力、アミノ酸、マイナスイオン、カフェイン、オルニチン塩酸塩、プラセボ効果

主な研究論文

主な研究関連者
山田孝禎、長澤吉則、北林保


株式会社エムテクニカ:近赤外線照射装置の効能に関する研究

 

1)近赤外線治療器に関する研究
本来医療機器として医学の領域で用いられていますが、スポーツ科学の領域でもその利用価値を求め、研究を行っています。近赤外線照射による温熱効果がもたらす、血流促進等の効果により疲労回復や関節可動域の向上などが期待できることが研究成果から明らかになってきております。

キーワード
近赤外線、温熱効果、関節可動域、疲労回復

主な研究論文

主な研究関連者
野口雄慶、山次俊介


株式会社エルクコーポレーション:体組成に関する研究
株式会社誠鋼社:超音波皮下脂肪厚測定に関する研究
(下記の日本学術振興会 科学研究費助成 平成17~20年「皮下脂肪厚を利用した各種身体組成評価法の検討」 文部科学省基盤研究Bと関連)



1)内臓脂肪及び体脂肪分布に関する研究
エルクコーポレーション、筑波大学との共同研究により、CT法、及びDXA法による内臓脂肪及び体脂肪分布の検査が可能となりました。研究室では、CTやDXAによって得られる精密検査の結果と、キャリパー法、超音波法の簡易測定による全身の皮下脂肪厚の測定結果との関連性を検討し、簡便な内臓脂肪や体脂肪分布の評価方法を検討するための研究が行なわれています。
また、誠鋼社との共同研究により、「皮下脂肪厚の超音波自動判定装置の精度および妥当性」を検討する研究が進められています。今まで、専門的な技術が必要とされていた超音波での皮下脂肪厚測定をもっと身近に、いろいろなところで測定が可能になることを目標に研究を進めています。

キーワード
内臓脂肪、皮下脂肪、体脂肪分布、新推定式

主な研究論文

主な研究関連者
佐藤進、野口雄慶


株式会社タニタ:体組成に関する研究
下記の日本学術振興会 科学研究費助成 平成17~20年「皮下脂肪厚を利用した各種身体組成評価法の検討」 文部科学省基盤研究Bと関連)




1)インピーダンス体脂肪測定器に関する研究
従来のインピーダンス法は、単周波数だったのですが、近年、多周波数方式の測定器が開発されました。これは、体内水分量の個人差の影響を受けず、安定した体脂肪率を推定することができます。また、体脂肪率は全身だけでなく、右足、左足、右腕、左腕、体幹部のそれぞれの部位を測定することができ、その結果をもとに他の体脂肪測定方法と比較し研究しています。我々は、これらの測定条件や方法について検討しています。

キーワード
インピーダンス、簡易測定法、全身体脂肪率、部位別体脂肪率

主な研究論文


→その他、科研費の欄参照

主な研究関連者
佐藤進、山次俊介、中田征克、北林保、野口雄慶、垣内綾乃


アニマ株式会社:歩行・立ち上がり動作に関する研究、動的・静的バランス能力に関する研究
(平成17、18年度 上原記念生命科学財団、平成18年度 ユニベール財団平成18年度 石本記念デサントスポーツ科学、平成19、20年度 中冨健康科学振興財団 研究費助成 と関連)


   
1)歩行分析:歩行能力測定法に関する研究
アニマ社の動作分析システム、Walk-Wayシステムにより、歩行時の時間因子(ストライド期、立脚期、遊脚期、及び両脚期)、あるいは距離因子(ストライド長、歩幅、及び歩隔)の測定をパソコンを用いて簡単に測定することが可能となりました。高齢者の歩行能力の低下は日常生活活動の低下あるいはQOLの低下にもつながると考えられています。自立した日常生活を営む上でも、歩行は欠かすことのできない動作であるといえます。従来の歩行分析の研究では歩行の様相が最大の焦点となっていましたが、出村研究室では、従来行われていたような単なる歩行時の動作分析のみならず、より日常生活に近い状態を想定し、荷物負荷を与えた状態での歩行や、暗室での歩行時の特性を捉えようという研究が進められています。さらに、同社製の等尺性筋力測定装置「 μTas F–1 」を用いて、高齢者の膝の伸展力を測定し、歩行動作の優劣との関係を検討しています。

キーワード
高齢者、歩行、下肢筋力、動作分析

主な研究論文

主な研究関連者
山次俊介、内山応信、山田孝禎、北林保、青木宏樹、辛紹熙、出村友寛


 
2)立ち上がりに関する研究:下肢筋力測定法
高齢者の下肢筋力の測定方法として、椅子からの立ち上がり動作を利用した下肢筋力の評価方法を確立するために、3年前から始まった研究です。高齢者の下肢筋力は、高齢者の自立生活やQOLの向上等と密接な関連があり、適切に測定・評価し、高齢者にフィードバックすることが必要とされます。出村研究室では、新たな高齢者の筋力測定方法のひとつとして、この評価テストを確立し、社会に貢献すべく急ピッチで研究が進められています。

キーワード
高齢者、立ち上がり動作、下肢筋力

研究論文

主な研究関連者
山田孝禎


 
3)動的バランスに関する研究:ステップ動作解析、Functional Reach Testに関する研究
高齢者の転倒は、怪我や骨折を誘発し、その後寝たきりの原因にもなりうることから、近年その予防が重要なテーマとして取り上げられています。転倒予防に焦点が当てられた研究は各地で様々な方法で数多く行われています。高齢者の転倒は下肢筋力、神経機能など様々な機能の低下によって引き起こされる動作中の姿勢制御能力、つまり動的バランス能力の低下が大きな原因と考えられています。出村研究室では、高齢者の動的バランス能力の低下は、下肢を用いた基本動作に反映されると考え、アニマ社のWalk-Wayシステムを使用し、研究が進められています。ステップ動作を利用した新しいテストによって特性を捉え、加齢に伴うステップ回数や支持時間の変化から、高齢者の動的バランスを評価し、転倒予防の一つの手段となることを目標に、現在多くの方の協力を得ながら研究が進められています。

また、Functional Reach Test (FRT)は、高齢者の動的バランス能力を評価するために開発されたテストであり、体重心を支持足に残しながら、手を可能な限り遠方に伸ばした時の最大距離を測定します。先行研究において、高齢者のFRTと、機能的日常生活動作、社会的活動性、歩行速度および開眼片足立ちとの関係が認められたと報告されており、高齢者の転倒発生の可能性や身体機能の低下等の評価が可能な有効なテストであると述べられています。出村研究室では、このテストを改変し、被験者1人でも行えるような簡便で実用的なテストの開発に着手しています。

キーワード
動的バランス、ステップ動作、ファンクショナルリーチ、妥当性

主な研究論文

主な研究関連者
山次俊介、中田征克、北林保、内山応信、辛紹熙、山田孝禎、青木宏樹、大森誠

 
4)静的バランス能力測定器具開発研究
足形のついた三角形の水平な台の上に乗り、開眼時や閉眼時、筋電図を用いた測定など重心動揺に関する様々な研究を行っています。また、高齢者のための平衡機能測定システムの開発に関する研究も行っています。高齢者が自立した日常生活を安全に過ごす上で必要な平衡機能水準および評価基準を提示する観点から、高齢者の平衡機能特性と骨量、体組成、筋機能、歩行能力、四肢の神経調整などの要因との関係についての分析を目的としています。
 また、姿勢の安定を得るため、加齢に伴い、より多くの視覚情報に依存するようになります。高齢者の転倒事故の危険因子の一つとして、視覚機能の低下が挙げられています。転倒予防の観点からも、姿勢制御における視覚の役割に関する検討は重要な課題です。研究室では、様々な視覚環境のもとで重心動揺を測定し、視力や視野、そして眼球運動の姿勢制御における役割について研究が進められています。

キーワード
静的バランス、直立姿勢、視覚情報、個人パターン

研究論文


主な研究関連者
野田政弘、山次俊介、中田征克、山田孝禎、松田繁樹、青木宏樹


株式会社サカモト:ピドスコープ/足型と運動能力に関する研究

  
1)足形と運動能力に関する研究

株式会社サカモトの協力を得て、現在、足型と運動能力、あるいはバランス能力との関連性に関する研究が開始されました。幼児やスポーツ選手の足型と運動能力にはどのような関連性があるか、運動習慣によって足型はどのように形成されるのか、あるいは肥満や健康との関連はあるのかなど、様々な角度から研究を行っていく予定です。

キーワード
足型、運動能力、発育発達

研究論文


主な研究関連者
青木宏樹、松田繁樹、春日晃章


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