金沢大学 学校教育学類

在学生 卒業生 教職員

科目グループ

特別支援教育

お手製の巨大バルーンであそびの体験(障害乳幼児発達支援演習)

特別支援教育の視点から子どもの発達を支え,一人ひとりの生活をつくる

学校現場では,軽度発達障害をはじめ,特別な教育的ニーズをもつ子どもたちへの支援が課題になっています。今後,特別支援教育は学校教育の大きな流れになっていくでしょう。特別支援教育にかかわる教師に求められるのは,子どもの発達や生活に応じたトータルな教育支援の計画とその具体化です。本グループでは,特別支援教育の基本的な理念・思想を学びながら,障害のある子どもの心理・発達研究法,カリキュラムや教育方法を学んでいきます。

オージオメータを操作する(聴覚検査法)

子どもを把握する確かな視点と実際的な力量の形成をめざす

「特別支援教育グループ」のカリキュラムは,「原理」「生理・心理」「教育課程・指導法」を基礎とし,さらに「聴覚言語障害」「軽度発達障害」「知的障害・肢体不自由」の3つのピークにもとづいて,各自の専門性を深めます。理論と実践を学びの両輪とすべく,附属特別支援学校等での観察や実習を通して,実際的な課題把握,実践力量の形成にも重点を置いています。4年次には,フィールドでの指導臨床や調査研究を通して,卒業論文の作成に取り組みます。

Q:将来,特別支援学校の教師をめざしています。
A:今日,障害のある子どもの学びと生活の場は広がりつつあります。特別支援教育は,特別支援学校や特別支援学級だけではなく,小中学校全体で取り組むべき課題なのです。グループでは,小学校教諭一種免許状に加え,特別支援学校教諭一種免許状(聴覚障害,知的障害,肢体不自由)の取得が卒業要件になります。

Q:卒業後の進路はどのようになっていますか?
A:小学校(特別支援学級を含む),特別支援学校の教師が大半ですが,公務員,大学院進学を希望する学生もいます。