金沢大学 学校教育学類

在学生 卒業生 教職員

科目グループ

音楽教育

「音楽科教育法A」の授業風景

表現力の習得から音楽教育について学ぼう

個性や創造性を培うことは子どもたちの成長を支援する上で最も大切であり,中でも感性を源とした音楽教育が担う意義は多大です。

現在日本の抱える様々な問題を背景に,創造的心情,豊かな感受性と自己表現能力を育む「情操教育」の重要性が再認識されています。

本グループのカリキュラムは,自ら音楽表現者の一人としてのコミュニケーション能力を身につけ,音楽の多様性を知ることから始まります。そして,それを伝達するのに必要な知識や技術を習得し,より実践的な音楽教師の養成をめざします。

歌唱法の授業風景

子どもたちとともに感動したい!!そんな音楽教師を志す若人のために多彩なノウハウを提供します

「音楽教育グループ」では,子どもたちの感性を育てるための指導法と,音楽教師自らの表現力と創作力を高めるための実践的授業を軸に,多様なカリキュラムが組まれています。講義・演習では音楽教育と音楽理論,実技では声楽・ピアノ・創作・合唱・合奏・三味線など様々な分野から音楽を学ぶことができます。とくに音楽教育の講義では模擬授業や観察実習などの実践的な指導により教師のスキルを磨きます。また“学んだことは発表する”をモットーに行われている定期演奏会や卒業演奏会,論文発表会などは音楽教育グループならではの行事であり,多くの卒業生はこの行事から得た経験を支えとし,音楽教育界で活躍しています。

定期演奏会の風景

Q:私は音楽教育グループで勉強したいと思っています。高校では「音楽」を選択しませんでしたが,それでもこのグループを希望できますか?
A:「音楽」を選択していた方が望ましいのですが,していなくても希望できます。本グループでは,部活動や様々な場での音楽経験も大いに評価しますので,貴方の音楽活動をアピールして下さい。

Q:大学には卒業論文があると聞きました。将来音楽の教師になりたいのですが,その場合は音楽教育の論文を書くことになるのでしょうか?
A:卒業論文または卒業演奏・卒業作品演奏から選択できます。優秀な音楽教師になるためには,様々な楽器奏法や理論の習得が必要です。どの分野においても専門性を高めていくことが将来への自信に繋がると思います。